I*D-アイディー

ジュエリー、実践心理学で、30代40代50代女性の人生を変える、生き方を変える、運命を変えるお手伝い。日本で唯一のパーソナルジュエリスト佐瑠女まきが運営するパーソナルジュエリーサロン

ジュエリー辞典 宝石別 アイボリー(象牙)


アイボリー

 

●コーディネート術

アイボリーは、やさしい乳白色の
なめらかな肌触り。
暖かくて、ずっとなでてたくなるようなジュエリー。

その感覚は、まるで動物を撫でている時のように、
私達を、優しい気持ちにしてくれます。

現在、アイボリー(象牙)は、
ワシントン条約により、貿易は禁止されていますが、
アンティークジュエリーなどで手に入ります。

また、最近では、象牙にとても良く似ている、
椰子の実を用いたベジタブルアイボリーなどもあります。

本物の象牙でなくても、アイボリーという色自体が、
とても心穏やかにしてくれるので、
動物の骨や歯、
ベジタブルアイボリー製の、
ビーズのネックレスなどを、身に着けてみてください。

 

●宝石ものがたり

アイボリーとは、象の牙、
そう、象牙のことを指します。
象牙の断面には、“ロゼット模様”と呼ばれる湾曲した線が
入っているのが特徴です。
象牙は年月とともに黄色っぽく変色していきますが、
ものによってはこの黄ばみに価値がてるものもあります。

なめらかな肌触りと、彫刻のしやすさなどから、
数千年も前から珍重されてきました。

象牙で最高品質のものは、アフリカ象のものですが、
現在ではワシントン条約により、象牙の貿易は禁止されています。
象牙の貿易が禁止されてからは、セイウチ、イノシシ、一角の牙、マッコウクジラの歯等、
動物の牙や歯なども、一般的に“アイボリー”と呼ばれています。

お手入れ法
保管する際は、やわらかい布で包んでおきましょう。
汚れはから拭きするか、湿らせた布で拭けば、かなり落ちます。

 

●癒しと活用法

アイボリーは、動物の牙や歯。
触れると暖かく、なめらかな感触をしていることから、
私達の気分を和らげてくれるラビングジュエリーの一つ。

また、他のどの石よりもまして宗教的な意味があり、
西洋では、ロザリオの数珠に使われ、

東洋では、高徳を表す数珠として、
仏教僧の腰帯から下げられていました。

…というのも、アイボリーは象の牙。

昔から象は、様々な“象徴”として、
大切に扱われてきた動物です。

象の重量感のある身体は、
大地や物質世界の象徴とされ、

空間を埋め尽くすような丸い体つきは、
“空”の象徴とされています。

特に白象は“法”の象徴とされています。

中世ヨーロッパでは、徳と貞潔の象徴であり、

古代インドの宇宙図では、
宇宙を支える動物として描かれ、

ヒンドゥー教では、象の頭を持つ神が、
福徳と成功、繁栄をもたらす知恵の神として、
学問や商売の守護神とされ、
人々に崇められています。

仏教では、ブッダの母は、白象の夢を見たことにより、
ブッダを身篭ったことを知ります。

様々な象徴として、象が神聖視され、
崇められていたから、
象の牙であるアイボリーもまた、
大切に身につけられてきたのかも、しれません。

あなたも
古代から大切に扱われてきた
アイボリーのアンティークジュエリーや、
アイボリーの代用である、ベジタブルアイボリー、

または象をモチーフにしたジュエリーを身に着けて、
象の優しさ、気高さを感じてみてください。

 

●メッセージ

アイボリーとは、“象牙”のことを指し、
ほとんどがアフリカ象のものでした。

ワシントン条約が施行され、
象牙が貿易禁止になってからは、

象の牙の他、せいうちの牙、鯨の歯など、
動物の牙や歯などで出来たジュエリーを
一般的に“アイボリー”と呼ぶようになっています。

象牙の歴史は古く、
ヨーロッパ旧石器時代に、
マンモスの牙に彫刻されたものが発見されています。

古代エジプトでは、
小箱、剣の柄、家具装飾に使用されていました。

古代ギリシャ・ローマでは、
浮き彫りの優美な象牙細工が彫られ、

中国の宮廷でも、
細かな細工がされた象牙細工が、制作されていました。

日本でも古くから加工され、
日本独特の“根付け”が生まれ、
海外にも輸出されました。

アンティークジュエリーに象牙製のものが多いように、

かつてアイボリーは、
ジュエリーとしても非常に人気がありました。

そう、象牙は、ジュエリーだけでなく、
様々なものに加工され、人々に愛されたがゆえ、

牙を採るためだけに、
おびただしい数のアフリカ象が殺されました。

ワシントン条約が締結され、
象牙の貿易が禁止された今でも、
密猟が絶えないのは、
やはり、それだけ需要があるから…。

優しく、暖かい象牙のなめらかな感触を得たいために、
私達が犠牲にしてきた象。

それはまた、
快適でより便利な世界を求めるあまりに、

私達が犠牲にしてきたものに、
非常によく似た何かを感じます。

これからは、
せめて現存する象牙製品を大切にして、

今後、二度と、
自分たちの目先の利益だけを考えて、
自然を破壊することのないようにしたいものです。
 

 

●おまけ

象の牙って、
象の上顎の門歯で、
終生、成長するのだそうです。

そして、はえはじめの先端だけが、
エナメル質で覆われていて、
そこが最も硬いそうです。

ところで、

サイの角って、

何から進化したか知っていますか?

あれって、

実は、

“毛”がすごーーーーーーく硬く進化したものだそうです。

恐るべし、進化毛、

いえ、進化系。

 

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