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ジュエリー辞典 宝石別 ジェト(ジェット)


ジェト(ジェット)

 

●コーディネート術

ジェトは、護りの宝石。
そして故人を追悼する宝石。

…なので、

人に干渉されたくない時、

或いは、
喪に服すときに、身につけましょう。

お通夜やお葬式のジュエリーといえば、
パールですが、
正式な喪装は、ジェトを身につけるのです。

 

●宝石ものがたり

ジェトは、今から1億8千万年前、
恐竜たちが地球の支配者だったジュラ期の針葉樹が、
流木となって水底に堆積し、長い時を経て化石化した、
有機物を起源とする宝石です。

化学的分析によると、ジェトは“瀝青炭(れきせいたん)”という、
炭素物質に分類され、
燃やすと石炭特有の匂いを発します。

ジェトには。“ハードジェト”と“ソフトジェト”の二種類があり、
“ハードジェト”は、粘りと弾力性を持ち、精巧な加工に適しているのに対し、
“ソフトジェト”は、もろく、加工や熱に弱いのです。
ですから、現存するジェトの遺物は、ハードジェトでできたものばかりです。

ジェトのモース硬度は2.5~4で、
同じ有機物の宝石である、琥珀(2~2.5)や真珠(3.5~4.5)とほぼ同等です。

また、比重も軽く、宝石の中で最も軽い琥珀の1.08に次ぐ1.33で、
同じ“黒い宝石”であるオニキスの比重が2.61あるのに対して、約半分の重さです。

 

●癒しと活用法

ジェトは、世界最古の宝石の一つで、
魔除けや故人を追悼する装身具として、
古くから人々に愛されてきました。

ジェトは護りの宝石として、身につけると、
人からの干渉をうけなくなるそうです。

また、感情的になりすぎた時には、
落ち込みすぎないように、
持ち主をやさしくなだめてくれます。

また、旅の護衛用としても役割を果たしてくれます。

ただし、こうした自分を護る宝石は、
誰かから贈られるのではなく、自分で買う宝石で、

さらに他人に渡してはならない宝石なので、
自分一人の宝石として、
大切に扱うのがよいとされています。

黒い色がすべてを黒に変えてしまうように、
あらゆる人、モノから悪影響を防いでくれるジェト。

そして自分の感情が流出するのを防いでくれるジェト。

そんな古代から護りの宝石として愛されてきた
ジェトを身につけて、
その強い護りのパワーを感じてみて下さい。 

 

●メッセージ

ジェトは、世界最古の宝石の一つとして、
古代の人々から愛されてきた宝石で、

特にイギリスでは、
ヴィクトリア女王が、夫のアルバート公の死後、
25年間、このジェトを身につけて喪に服して以来、
多くの人に愛されてきました。

ところが、
ヨーロッパの鉱山の閉鎖により、
人々の前から姿を消し、
“幻の宝石”“幻のアンティークジュエリー”と、言われてきました。

それから100年の歳月を経た今、
中国の撫順にて、良質のジェト鉱山が発見され、
“幻の宝石”が再び手に入るようになったのです。

100年の歳月を経て、
その姿を再び現してくれたジェト。

この世に必要のないものはない…と、するなら、

再び姿を現したジェトにも、
きっと何らかの役目、
役割があるのかも、しれません。

ジェトは、ネックレスとして身につけると、
体と霊魂を直結させる働きがある…とも言われているので、

ひょっとしたら、
見えるものばかりに価値を見いだしてきた
現代の価値観ではなく、

見えないもの…、
外見よりも、中身、心に重きを置いた価値観を
真に理解できる人となれるように、

体と霊魂が結びつく回路をつなぎなおすために、
私達のもとに現れたのかも、しれません。 

 

●おまけ

ジェトは、20世紀初頭、顕微鏡によって、
“年輪”が発見されるまで、
琥珀のように“樹脂の固まったもの”と考えられていて、

古代ローマ人は、ジェトのことを、
“黒い琥珀”と呼んでいました。

…というのも、
ジェトも琥珀のように軽く、
木や絹の上でこすると静電気を帯びる、
という性質も、同じだったから…です。

また、どちらも人工的に採掘できるようになるまで、
主に海辺に打ち上げられたものを拾う、といった
方法で採取されていたのも、
琥珀とジェトが同一視された要因の一つ。

レッドアンバー(赤い琥珀)があるから、
ブラックアンバー(黒い琥珀)があっても、
いいのかな?なんて、

古代ローマ人が、思ったかどうかは分かりませんが、

ジェトは、化石化した樹木。

琥珀(アンバー)は、化石化した樹脂。

…なんですって。 

 

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