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ジュエリー辞典 宝石別 スピネル


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スピネル

 

●コーディネート術

スピネルは、
あまり有名な宝石ではないけれど、

赤・緑・青・紫・オレンジ・ピンク・黒と、
様々な色があり、
硬度も8と硬い宝石なので、
リングにも、ペンダントにも、セットしやすい宝石。

また、合成スピネルは、
わりと安価で手に入りやすいので、

サファイアやルビーには手が届かないけれど、
カラフルな宝石を楽しみたい人は、
ぜひ、好きな色のスピネルを身につけてみてください。

 

●宝石ものがたり

スピネルは、
ルビーやサファイア(コランダム)の主成分である、酸化アルミニウムに、
酸化マグネシウムが加わって結晶した複合化合物で、
ルビーやサファイア(コランダム)と成分が似ています。

また、酸化化合物という形としては、キャッツアイやアレクサンドライト(クリソベリル)に
似ています。

スピネルは、普通、ルビーやサファイア(コランダム)と一緒に産出することが多く、
外観上、赤いスピネルはルビーと非常によく似いてるため、

古代から、ルビーとされてきた宝石が、
実はスピネルだった…ということが判明した宝石が数多くあります。

…というのも、スピネルの赤とピンクの色は、ルビーと同じ酸化クロムに起因し、
青い色のスピネルは、サファイアと同じ鉄分に起因することから、
色がかなり酷似しているのです。

他に、灰青色から黒のスピネルに、十字のスターが出るスピネルも見つかっており、
スター・スピネルと呼ばれています。

和名でいうと、尖晶石(せんしょうせき)
ピラミッドを二つ、底辺であわせたような双晶形の結晶が、
とがったとげのようにみえたため、
“尖った(とがった)”結晶という名前になったのかもしれません。

 

●癒しと活用法

スピネルは、
失いかけた希望をとり戻してくれる宝石。

もう一度、トライしようとする希望を持たせて、
再挑戦する気持ちを起こさせたり、

別のことに挑みたいという気持ちを起こして、
新たな挑戦をするための、
エネルギー源となってくれます。

その時には、胸の少し下のあたりにくるように、
ペンダントとして身につけると、

挑戦したいという意志を目覚めさせて、
さらにそのための動機づけをしてくれます。

何かに挑戦したいけれど、
それが成功するかどうか分からないので不安、

或いは、先の見えない未来に向かって、
一歩を踏み出すのが怖い、

そんな時に、
“自分を信じて前へと進みなさい”と、
ぽんと背中を押してくれる宝石。

やってみたいことがあるけれど、
なかなか一歩を踏み出せずにいる人、

スピネルの思い切りのよい瞬発力のエネルギーを借りて、
“えいっ!”と、
その一歩を踏み出してみませんか?

 

●メッセージ

スピネルは、
ルビーやサファイアと一緒に産出されることが多く、
また色も酷似しているため、
よくルビーやサファイアに間違われてきました。

実際に、
歴史上、大粒のルビーとされてきた宝石は、
ほとんどがスピネルだったのです。

イギリスの皇太子、エドワード三世が、
ナエラのスペイン王に味方し、
その功績のお礼として差し出されたルビーは、
後にスピネルだったことが判明しました。

そのスピネルは、エドワード三世が、
いつも黒い甲兜をつけて戦争にあけくれていたことから、
“黒太子(ブラックプリンス).ルビー”と呼ばれ、

その後、エドワード五世が、この石とともに戦場に出掛け、
無事に生還してから、
英国代々の王女の戴冠式に使われる王冠に飾られ、
現在もロンドン塔に展示してあるのですが、

イギリス王室では、代々“ルビー”と信じてきたことから、
英国王室発行の解説書には、
スピネルと判明した今でも、
“ルビー”と書いてあるそうです。

ちなみに、そのレッドスピネルの大きさは、170ct(カラット)

また、
エリザベス女王によって、所有されている、
“ティムール・ルビー”と呼ばれている宝石も、
352ctのレッドスピネルでした。

…ですが、

良質なスピネルは、模倣したルビーより稀で、
希少性がある貴重な宝石なのです。

決してルビーの代役、では、ないのです。

確かに、ルビーは大変魅力のある宝石であり、
スピネルよりも、価値の高い宝石だと評価されていますが、

人々の目を奪うほどの美しい赤い宝石が、
ルビーではなく、
スピネルであろうと、

美しいものは、美しい。

そう感じられたら、

それだけでいいと思うのは、私だけ、なのでしょうか…?

 

●おまけ

スピネルの名前は、
ピラミッドを二つ、底辺であわせたような双晶形の結晶が、
尖っていることから、
ラテン語で“棘(とげ)”を意味する“spina”からきた、という説と、

ギリシャ語で“閃光”を意味する“spark”からきた、
と言う説があります。

また、赤いスピネルは、“バラス・ルビー”と呼ばれ、
最も古いルビーの産地“Balascial”に由来するとも、
いわれています。

オレンジがかった黄色、オレンジがかった赤色のスピネルは、
フランス語では“ルビセル”と呼びます。

他に、

オレンジがかった赤いスピネルを、“フレームスピネル”

淡いレッド、パープルのスピネルを、“ローズスピネル”

ほぼブラックのスピネルを、“セレオナイト”“プレオナイト”

ブルーのスピネルを、“コバルトスピネル”と呼びます。

赤いスピネルが、ルビーと間違われるほど、
美しい赤い色をしていたり、

その他の色のスピネルも、
ファンシーサファイアと間違われるほど、
カラフルで美しい宝石なので、

もし、好きな色のスピネルに出合ったときは、
迷わず、手にいれてください。

***おまけのおまけ***

完全な結晶体で、しかも、結晶面がきれいな光沢面で産出されたスピネルは、
“エンゼルカット”といわれ、珍重されたそうです。

一体、どんな天使が磨いてくれたのでしょうか…???

 

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