●宝石プロフィール
一般に、アベンチュリンと呼ばれていますが、
正式には、アベンチュリン・クォーツといいます。
緑や青や赤の石英に、
クロムの入った雲母の結晶を含んでいて
石の中にキラキラとラメのような輝きがあります。
アベンチュリンという名前は
砂金のようなキラキラした輝きである
「アベンチ ュレッセンス」という
光学効果に由来する名前からきています。
別名「インド翡翠」
また、
アベンチュリン・フェルスパーと呼ばれる鉱物があり
そちらは、オリゴクレースと呼ばれる鉱物で、
通称「サンストーン(日長石)」と、呼ばれています。
アベンチュリン・フェルスパーは、
名前に同じ「アベンチュリン」とついているものの、
アベンチュリン・クォーツとは、
全く別の鉱物です。
他に、
アベンチュリン・クォーツは、
アマゾナイト、ジェード(ひすい)と
よく混同されることが多い鉱物だったりします。
●宝石ストーリー
古代チベット人は、
古代チベット人は、アベンチュリンを、
仏像の眼にあたる部分に飾り、
幻視の力を象徴的に表したそうです。
アベンチュリンは、「運試し」などのゲームに、
ちょっとした福を呼ぶ「ギャンブラーストーン」として
ツキを呼び込み
ぴょこんと運気をあげてくれるといわれています。
●癒しと活用法
アベンチュリンは、グリーンの色の意味そのまま、
木々の緑のように、ストレスを緩和してくれると
いわれています。
精神的ストレスが原因の体調の乱れを
癒してくれるといわれ、
天然の「精神安定剤」としての働きをしてくれると
言われています。
また、知覚力を増すための機会を得るときにも、
効果を発揮してくれるといわれ
何かのひらめきやヒントを得るきっかけを得る際に
手助けをするのが得意です。
●ジュエルメッセージ
「内なる自分の声に耳を傾け、自分の心の声に従いましょう。」
仏様は、私達を高い所から見下ろすべく、やや下を向いておられます。
その姿は、内省をする時のように、半眼を閉じている姿にも見えます。
もしかしたら、仏様は、私達を見守ると共に、ご自身の内面をも、
見つめていらっしゃるのかも、しれません。
自分がどうしたいのか?
どうすれば自分を活かせるのか?
何をどう選択し、行動するか?
自分が自分に問い、その声に従って
行動していくほかにありません。
そしてそれが違っていれば改善し
再度、自分と向き合い、自分と対話して
自分に従い行動する…
その繰り返しです。
自分を活かし、自分を生きる
自分の道を進むには、
自分自身の内面を見つめることが
とても重要です。
古代から、仏像の眼として飾られたアベンチュリンは、
自分と向き合い、自分の内なる声に耳を傾けることの
大事さを教えてくれていると同時に、
仏様のように、常に持ち主を見守ってくれる宝石なのです。
●心理的テーマ
・自分と向き合う
・自分と対話する
・自分に従う
・自分の道を行く
・自分を活かす
●宝石データファイル
鉱物名 | アベンチュリン・クォーツ |
結晶系 | 三方晶系 |
化学組成 | 二酸化珪素 |
硬度 | 7 |
鉱物学的注意事項あれば |
●お手入れ
柔らかい布で汚れを拭き取る
●その他