●宝石プロフィール

 

ラリマーは、1974年に、ノーマン・ライリングによって、
ドミニカ共和国で発見された宝石で
鉱物名を「ブルーペクトライト」と、いいます。


現在では、ドミニカ共和国の南部にある、
パオルコ村周辺の鉱山で、
採掘がすすめられていますが、
今後、ドミニカ政府による原石供給停止、
または流通制限がかかるといわれています。


ラリマーは、トルコ石よりも硬質(モース硬度約5)で、
色は青、淡緑から黄色、
そして赤色樹枝上結晶のものがあります。


ラリマーの語源は、
発見者の1人、ドミニカ人ミゲルの娘の名前「ラリッサ」と、
海を表すスペイン語「マール(mar)」を
合わせて名づけられました。


ドミニカ共和国の
ナショナル・ストーンに認定されている宝石です。

 
 
 
 
 

●宝石ストーリー

 

発見されたのが近代なので、
伝承や逸話がほとんどありません。

 
 
 

●癒しと活用法

チャロアイト、スギライトと並んで、
世界三大ヒーリングストーンと言われている宝石です。


ラリマーは、青い海が心を静めてくれるように、
怒りや不平不満、
貪欲などの激しい感情を静め、
心を落ち着かせたい時に、手助けをしてくれます。


また、海の持つ生命力をそのまま受けた宝石なので、
生命力が不足している部分や、
過剰な部分のバランスをとるため、
気の流れのバランスをとる働きをしてくれると
いわれます。


他に、一つ一つ違う、ラリマーの模様が、
様々なインスピレーションを呼び起こしてくれるので、
直観力や、想像力、創造力を養うための
サポートも得意です。


また、
ラリマーは、
海の上をそよ風が渡って行く時に出来る、
さざ波のような模様を呈していますが、


水と風の両方の要素を持ち、
水が感情と関係し、
風が思考と関係することから、


ラリマーは、
心で「感じる」こと、ハートからくる感情と
頭で「考える」こと、マインドからくる思考を
結びつけて統合することで、
持ち主の精神的なバランスをとる
手助けをしてくれると言われています。





 
 

●ジュエルメッセージ

「感情と思考。感じて、考える。心と精神の両輪でバランスをとりながら
現実世界を生きましょう」

 

ラリマーは、スピリチュアルな宝石
三大ヒーリングに数えられる宝石ですが、

ラリマーがキャッチして拡散するエネルギーは、
水と風のエネルギーであり、いたって原始的で、
特別なエネルギーではありません。


水の洗い流すエネルギー、浄化のエネルギー
心に潤いや、感情の豊かさを
人生にも生かしていくエネルギー


風が温度差の違う空気の対流によって起きる
異質なものがまざりあっていく中で起きるエネルギー

様々な情報を伝えていく中で、違いを超えていくエネルギー


そうしたごくごく身近なエネルギーによって
様々な現象を起こしていくものです。


スピリチュアルというと、
何か見えない特別な力や、
高次なものだと思ってしまうかもしれませんが
実は特別なことではありません。

 

ごくごく当たり前に生きる
毎日を丁寧に生きる
淡々と、今、できることをやる。


そうしたことの積み重ねの大切さを理解し、
日々を味わい生きる。


自分自身の信念や志や意識が、現実を生み出し、
自分が発する波動が、人やモノと共鳴しあう中で
引き合い、それらが絶妙なバランスで融合し

それが結果的にカタチとなって現れたり、
成果となっていくのだということを
心でも、頭でも理解した上で
物事にあたることの大切さを
ラリマーは、教えてくれる宝石、
なのです。

 

●心理的テーマ

・感情エネルギー
・精神エネルギー
・情報をキャッチする
・異質なものを融合する
・感情と思考のバランスをとる
・心と頭の調和をはかる
・自分を客観視する
・自分の現在地を知る
・ハイヤーセルフとの対話

●宝石データファイル

 
 
鉱物名 ラリマー(ペクトライト、曹珪灰石)
結晶系 三斜晶系
化学組成 酸化アルミニウム
硬度 4.5-5.0
鉱物学的注意事項あれば  
 
 
 
 

●お手入れ

やわらかい布で拭く
ぬるま湯、水での洗浄
ぬるま湯に石鹸をとかした石鹸水(中性洗剤)でさっと洗浄
超音波洗浄や、スチーム洗浄は避ける

●その他