●宝石プロフィール

 

ムーンストーンは、フェルスパー(長石)グループの
鉱物の一種で、オーソクレースの変種です。
長石は、最も広く普及している地球地殻中の鉱物です。

宝石言葉は「健康」「幸運」「恋の予感」

 
 
 
 
 

●宝石ストーリー

 

ムーンストーンはその名が示すとおり、
古くから月と深く関係する石とされていて、
中世の宝石書には
「ムーンストーンは月に恋しているのだ」と記されています。

ヒンドゥー教の神話によると、
ムーンストーンは凝固した月光で作られているとされ
インドでは聖石とあがめられ、
僧たちはこの石をしまうのに、
聖なる色である黄色の布しか使いませんでした。

また、超能力を磨く宝石とされていて、
神官たちは満月の夜にこの石を口に含んで神に祈り、
未来を告げる神の声を聞いたとされています。


16歳で天逝した
英国王エドワード6世が持っていた
ムーンストーンは、
石にひそんだ銀色の光の炎が、
月の満ち欠けに従って、大きくなったり小さくなったり、
さらには月の運行通りに
光の炎が石の表から裏側へ一回転したと
いわれています。

また、法王レオ10世のムーンストーンも、
同じ様に月の満ち欠けに従い、
光の炎の大きさを変えた、といわれています。

ムーンストーンは、月が夜の闇を照らすように、
夜に出没するさまざまな悪霊を退ける霊石として、
神聖に扱われてきた宝石です。

 
 
 
 

●癒しと活用法

 

ムーンストーンは、月と同様、
柔らかい光の中に、その優しさを秘めた宝石で、
心を柔和な気持ちにさせてくれ
傷つきやすい性格を守ってくれます。

そして、月の柔らかい光のように、
人に優しさを与え
神的なストレスを和らげてくれると
いわれてきました。

その名の通り、
ムーンストーンは月と関係の深い宝石なので、
満月の時に
そのパワーが最大になるといわれています。

月が満ちていく時は、
愛にめぐり合うための護符となり、

月が欠けていく時は、
人に予知能力を与えてくれるといわれています。

 
 
 

●ジュエルメッセージ

「自分の中に「ある」ものに意識を向けて、見い出しましょう。
自分に「ある」ものを活かし、発揮することが、自分自身を輝かせます。」

自分に「ない」ものを補おうとしたり、
克服しようとするのではなく、

自分の中に「ある」ものに意識を向けて、
見い出しましょう。

自分にあるものは、当たり前で当然で
自分的には、大したものではないと
感じるかもしれません。

自分にあるものは、あまりに自然すぎて
その良さやすばらしさが
ピンとこないかもしれません。

むしろ、そうした
当たり前で当然で
何も考えずに持っているものこそ、
あなたの良さであり、すばらしさであり
才能なのです。

そうした
自分がもともと持っていて
当たり前で当然で自然で
特に頑張らなくてもできてしまうことの中にある
才能を伸ばして発揮していく方向で
自分自身を活かすことに意識を向けましょう。


自分に「ある」ものを活かし、発揮することが、
自分自身を輝かせます。

 

 

 

●心理的テーマ

 

・潜在的な才能を見いだす
・直感を磨く
・変化変容
・流れに乗る
・委ねる

 

 

 

 

 

●宝石データファイル

 
 
鉱物名 ムーンストーン(月長石) オーソクレース
結晶系 単斜晶系
化学組成 カリウム・アルミニウム珪酸塩
硬度 6
鉱物学的注意事項あれば 2つのへき開方向があり、衝撃を避ける
 
 
 
 

●お手入れ

やわらかい布で拭く
ぬるま湯、水での洗浄
ぬるま湯に石鹸をとかした石鹸水で洗浄

超音波洗浄や、スチーム洗浄は避け

 

 

●その他